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中川正光名誉宮司は、平成17年5月3日午前11時10分、97歳で帰幽(逝去)致しました。生前、皆様より賜りましたご厚情に謹んで御礼申し上げます。


 

 

<故 中川正光名誉宮司略歴>

明治41年10月31日 石川県石川郡松任町に生まれる
大正10年3月 松任小学校尋常科卒業
大正13年4月 金沢市松ヶ枝町 竹田印刷所工場に勤務
昭和12年1月 東京府立第六中学校において、高等学校高等科入学者検定試験に合格
昭和12年1月 金沢市南町金沢新報社工場に勤務
昭和12年10月 文部省施行専門学校入学者検定試験に合格
昭和14年4月 國學院大學予科に入学
昭和16年4月 國學院大學文学部国史学科に進学
昭和18年4月 郷社鐵砲洲稲荷神社出仕
昭和18年9月 國學院大學文学部卒業
學長賞授与文 学士となる 卒業論文「日本固有信仰の研究」
昭和19年5月 皇典講究所礼典課より「神社祭式行事作法典故考究」の編集を命ぜられる
昭和20年10月 東京都より郷社鐵砲洲稲荷神社社司を拝命
昭和21年6月 宗教法人神社本庁所属鐵砲洲稲荷神社宮司を命ぜられる
昭和22年4月 明治学院専門学校英語科に入学
昭和26年3月 同校卒業
昭和28年9月 神社本庁教誨師に任命される
昭和3年7月 法務省より多摩少年院教誨師を依嘱される
昭和35年12月 法務省より東京保護観察所中央保護区保護司を依嘱される
昭和36年7月 神職身分二級に昇級
昭和39年8月 財団法人道義新生会理事就任
昭和42年4月 東京都神社庁中央区支部長(1期3年)
昭和43年4月 神社本庁参与を依嘱され平成16年に至る
昭和45年1月 中央区日本橋堀留・三光稲荷神社宮司兼務を任命され平成16年に至る
昭和46年2月 東京都神社庁理事に就任(1期3年)
昭和48年4月 財団法人全国教誨師連盟東京都教誨師会理事となる
昭和49年11月 神社本庁東京地区講師を依嘱され平成16年に至る
昭和51年3月 神職身分二級上に昇級
昭和54年5月 神社本庁中央研修所東京地方研修所講師を依嘱される
昭和60年9月 ブラジル連邦共和国政府よりコメンダドール勲章ガリバルヂーを拝受
昭和63年9月 財団法人全国教誨師連盟東京都教誨師会副会長に推薦される
昭和63年9月 東京矯正管区管内教誨師連盟理事となり平成16年に至る
平成元年2月 神職身分一級に昇級
平成元年3月 淨階を授与される
平成元年4月 第六十一回神宮式年遷宮奉賛会東京都本部理事を依嘱される
平成元年4月 神社本庁より東京都神社庁参与を依嘱される
平成2年11月 天皇陛下より勲五等に叙せられ瑞宝章を賜る
平成3年4月 財団法人道義新生会理事長に就任
平成3年5月 財団法人道義新生会総裁栗田彰常氏とともに「平和神繆斌顕彰碑」を鐵砲洲稲荷神社神域に建設する
平成16年2月 神職身分特級に昇級
平成16年4月 鐵砲洲稲荷神社名誉宮司に就任
平成17年5月3日 帰幽 享年97歳

生涯にわたって神道の発展普及と更生保護に尽くし、在職中、神社本庁ならびに東京都神社庁、また法務省等からその功績に対して表彰されること数多であった。


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